プレス

10月28日 12:45 更新

『忘れない記憶』が本人認証の鍵となる――ニーモニックセキュリティ

文/松本典子、写真/小林嘉樹

ニーモニックセキュリティ代表取締役 國米仁(くにまい・ひとし)氏インタビュー

――11月からスタートする『クリプトニーモ情報携帯金庫サービス』とは何ですか?

ニーモニックセキュリティ
代表取締役
國米仁氏
國米:
 暗証番号の盗用問題を解決するためのソフトフェアです。銀行のキャッシュカードやクレジットカードの暗証番号、ネット取引のIDやパスワードなど、持ち歩きたいが、人の目には触れさせたくないあらゆるデータを、携帯電話に記憶させで持ち歩くことが可能となります。鍵は、楽しく、懐かしい、そして“忘れない”視覚記憶に基づく認証データを随時復元し、作業終了時に消滅させます。費用はバックアップ保管サービス付きで毎月300円程度です。


――すでに販売している本人認証ソフトウェア『ニーモニックガード』も記憶が鍵となっていますが、理由はあるのですか。

國米:
 ニーモニックガードは、家族やペットの写真、好みのイラストなど、昔の記憶につながるイメージを照合データとして本人確認を行います。思い出の画像を選択してゆくだけで、本人かどうかが認証できるため、親しみやすいシステムだといえるでしょう。

 また一つ間違えて押してしまうなど、誰もがしてしまうミスは、何度でもやり直しができますがが、まったく違う画像ばかりを選ぶ、など本人がやらない間違いは早い段階で察知し、シャットアウトする“他人断定機能”や“異常事態通報機能”も内臓しています。オンラインで運用する場合に備え、偽サーバーを排除する機能も付いています。




――全世界で販売を開始したというU3(USBメモリーの新規格)対応の暗号化ソフト『クリプトニーモU3版』のシステムについても教えてください。

國米:
 重要なデータを持ち歩く際、データの暗号化が必要だということは誰でも思い付くことです。しかし、問題なのは暗号鍵の保護方法です。デバイスの外に置かれた暗号鍵を、利用時するたびに取りに行くようにしていては、利便性やセキュリティが損なわれてしまいます。また、デバイスの中に隠してあると、徹底的な解析を受けた際には、一挙に同種の製品全てからデータが漏えいしてしまう危険性があります。

 英語圏で先行販売した『クリプトニーモU3版』は、視覚記憶に基づく認証データから強固な暗号鍵を随時に復元し、作業終了時には消滅させる手法です。データ復元のために、ネットに接続をする必要もありません。このシステムにより、様々な問題を原理的に解決し、高いセキュリティと利便性の両立を可能にしたといえます。

 今後も、安全で安心なデジタル社会やネットワーク社会の実現と定着に寄与していきたいと考えています。


――どうもありがとうございました。

[ このウィンドウを閉じる ]