パスシンボル…忘れないパスワード
ユーザの本人認証には長くパスワードが使われてきましたが、最近になって今までの文字パスワードでは不十分だとの認識が広まってきました。誰でも覚えられる簡単なパスワードは他人から簡単に推測されてしまい、他人から推測されにくい複雑なパスワードは覚えられず、結局はメモに書いて身近においてしまいます。どちらも十分なセキュリティを実現できません。
そこで登場したのが「パスシンボル…忘れないパスワード」を使うニーモニックガードです。ニーモニックガードは画像をパスワードの代わりに使う認証手法の一つで、すでに覚えてしまっていて忘れるはずのない昔の記憶を活かす斬新な認証方法です。日本で考案された「国産技術」です。


ニーモニックガード はトレンディ
画像をパスワードに使うという考え方は昔からありましたが、実用化は夢物語でした。それは、文字パスワードに比べるとデータ量が大きく、運用するのが大変だったからです。しかし、ここ数年で状況は一変しました。コンピュータ処理能力の急速な向上、安価な大容量記憶装置の普及、高速通信コストの急低下により、かつては夢物語であった画像パスワードが現実のものとなりました。さらに、画像処理技術の向上や簡単に使えるデジタルカメラやカメラ付き携帯電話の広範な普及などにより、ニーモニックガードの実用化が可能になりました。IT技術の進歩の中から生まれた「ニーモニックガード」がIT社会の安全を支えます。世界中で使われることになると期待されている未来先取型のトレンディな技術です。


本人ならOK 他人ならOUT
ニーモニックガードはとてもユニーク。「ひとつ間違えて押してしまう」というような、本人がしてしまうような間違いは何度でもやりなおせますが、「全く違うものばかりを選ぶ」という、本人がやらないような間違いは早い段階で察知し、シャットアウトしてしまう他人判定機能を備えています。


こんなところでも!
ニーモニックガードは欧米でも高い評価を受けています。とりわけ災害現場や戦場などで情報機器を扱う場面で、実用に耐える世界唯一の本人認証技術として知られています。高齢者でも誰にでもストレスがかかることなく使いこなせるということは、いつでも、どこでも、たとえパニック状態におちいっても使いこなせるということなのです。


生体認証は使わないの?
指紋や目の虹彩、指や手のひらの静脈など、体の特徴点で認証するのが生体認証です。ハイテクイメージの強い最新技術ですが、弱点も明らかになってきています。その第1は本人拒絶が起こることです。さまざまな要因によって「本人でありながら本人と認められない」ということが多かれ少なかれ起こり得ます。他人を受け入れないようにする限り原理的に本人拒否をゼロにはできないのです。そして、その際の抜け道に文字パスワードを併用している運用方法が殆どです。ユーザ心理としては、通常は生体認証を使用、文字パスワードは予備と考えますから、あまり使わなくても忘れにくい文字・数字、つまり本人の身の回りにありがちな文字・数字を選びやすくなってしまいます。つまり、盗用する側からみればわざわざ生体認証を破ることを考えなくても、ユーザの回りにありそうな文字パスワードを探っていけばよいということになります。結局、生体認証は実生活で使おうとすると本人拒否をゼロにできない生体照合の問題点と文字パスワードの問題点の両方を抱え込むことになってしまうのです。
第2にコピーされる危険があること。生体特徴点の多くは、簡単にコピーできることがすでに実証されています。しかも指紋などの生体情報は一生涯変更できませんから、一度盗まれたら対応策がないのが実情です。ただ生体情報は認証ではなく識別に使うことでその利点が生きるので、顔認識等をID入力の替わりに使い、本人認証はニーモニックガードで行うというアイデアは私共でも研究中です。

ニーモニックガードなら簡単に自分だけの認証シンボル(パスシンボル)が作成できます。
お気に入りの写真や自慢のイラストを使って、パスシンボルを作成すれば、さらに覚えやすく忘れません。